2016年11月18日 | 戊戌だより

平成30年戊戌開封法会、いけばな嵯峨御流創流1200年を迎えるにあたり、平成28年度と29年度の二年度の間に、大覚寺派各教区におきまして「いけばな嵯峨御流体験講座」が開催されます。
先般、11月10日(木)に四国第一教区主催(三好睦人教区長)のもと香川県高松市のサンポートホールにて「いけばな嵯峨御流体験講座」が開催されました。講師には、華道総司所 垣花悦甫副華務長が指導にあたられ、教区関係者14名が受講されました。
受講された方々は、荘厳華の授業に熱心に耳を傾け、新花器「そわか」を使用した実技体験に励まれました。
今後も各教区で「いけばな嵯峨御流体験講座」が開催される予定です。
2016年11月18日 | 戊戌だより

平成30年戊戌開封法会、いけばな嵯峨御流創流1200年を迎えるにあたり、平成28年度と29年度の二年度の間に、大覚寺派各教区におきまして「いけばな嵯峨御流体験講座」が開催されます。
先般、11月10日(木)に近畿教区主催(井上弘昭教区長)のもと本山の大覚寺地下ホールにて「いけばな嵯峨御流体験講座」が開催されました。講師には、華道総司所 本田博甫理事が指導にあたられ、教区関係者18名が受講されました。
受講された方々は、荘厳華の授業に熱心に耳を傾け、新花器「そわか」を使用した実技体験に励まれました。
2016年11月1日 | 戊戌だより, 新嵯峨野物語

「新嵯峨野物語」第二十話が、月刊「嵯峨」11月号に掲載されました。
冒頭一部をご紹介致します。
第二十話 「法力合戦の裏で」
降り続く雪の中で弘仁十五年(八二四)改め天長元年の正月を迎えることになりました。早速ですが親交を重ねている渤海国からは、国家間の儀礼として使いを派遣してきましたので、淳和帝は大極殿にお出でになられて、使節をはじめ朝廷の高官たちの祝福を受けられ、紫宸殿では宴が催されて年号も天長とされたのです。いよいよ先帝の時代から、新たな治世に受け継がれたのだという、清新な気分が漂うなかでの年明けでした。それでも今上は使節に対して、「使人らは荒波を越え寒風を忘れて到来した。これまでの慣例に従い接遇しようと思うのであるが、年来諸国が稔らず百姓も疲弊している上に疾疫も発生した。これからようやく農時に入ろうとしており、送迎の百姓が苦しむことになるので、今回は京へ召さないことにした」(日本後紀)穏やかな所へ移ってもらって、いい風が吹くのを待って帰るようにと心遣いを表されます。しかし本はといえば、百姓たちが疲れ切っていることに対しての配慮の結果でした。民との苦しみを共有するという、嵯峨太上天皇の思いに共感する今上の気持ちがよく表れています。
続きは月刊「嵯峨」11月号にて掲載しております。
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