秋
※以下の行事は、令和3年度の日程になります。
※令和4年度に関しましては、決定次第、順次掲載いたします。
寺内行事
空と池に浮かぶ月
「観月の夕べ」
嵯峨天皇が大沢池にて、中秋の名月に舟を浮かべ、文化人・貴族の方々と遊ばれたことから始まった「観月の夕べ」。空を見上げれば煌々(こうこう)と、目を落とせば静かな水面に映る月。日本三大名月鑑賞地である大沢池で、この2つの月が見られる優雅な時間をぜひご堪能ください。
日 程:令和3年9月19日(日)~9月21日(火・中秋) ※全日開催中止
時 間:17時30分~21時(20時30分受付終了)※昼夜入替制 ※全日開催中止
料 金:大人500円・小中高生300円(日中参拝された方も、別途参拝料が必要となります。ご了承ください。)
Full Moon Festival
「Kangetsu-no-yube」
Kangetsu-no-yube (Full Moon Festival) began when Emperor Saga floated a boat on the Osawa-no-ike Pond on the night of the harvest moon and had a party with persons of culture and aristocrats. Enjoy the precious occasion when you can see both the brilliant moon in the night sky and the reflection on the calm surface of the water. An altar from where you can view the moon is set up and Buddhist service under the moon (7 p.m. to 7:30 p.m.) is held during the term.
Event date:19-21 September 2021 ※The whole event will be cancelled.
Time:17:30-21:00(Last entry at 20:30)
Admission fee:Adult JPY500 / Child JPY300(Not including entrance fee of daytime visit.)
秋季名宝展
「中世の英主・後宇多法皇と大覚寺」
後宇多法皇は徳治2年(1307)落飾あそばされ、第23世門主として大覚寺にご入山されました。
前門主・亀山天皇と同様、大覚寺を「嵯峨御所」として後二条天皇、後醍醐天皇の院政を執られ、革新的な偉業を残された事から「中世賢帝の一人」と称されています。
門主としても衰退していた大覚寺の再興に御力を尽くされ、現代の凡そ20倍に相当する広さの伽藍を整備されました。
今般、読売新聞社「紡ぐプロジェクト」により修復された国宝『後宇多天皇宸翰弘法大師伝』は、法皇の弘法大師に対する篤い尊信の念を力強い筆致で表された一幅で、正和4年(1315)大師ご入定の3月21日の日付が付されています。
また、法皇によって再興された大覚寺の教法が後代まで護持されることを祈念して撰述された国宝『後宇多天皇宸翰御手印遺告』をはじめ、法皇所縁の書を中心に公開いたします。
さらに、後期には出光文化福祉財団助成によって修復完了した重要文化財『五大虚空蔵像』も御覧いただきます。
日 程:【前期】令和3年10月8日(金)~11月7日(日)
【後期】令和3年11月9日(火)~12月6日(月)
時 間:9時〜17時(16時30分受付終了)
料 金:大人 800円・小中高生 600円(お堂エリア参拝料含む)
※大沢池エリアは別途参拝料
※11月8日(月)は展示品入替のため休館となります。
※諸事情により、予告なく参拝中止する場合があります。
※会期中、文化財保護のため、臨時休館及び一部展示替えを行うことがあります。

※数に限りがございますので、頒布終了の際には、ご容赦ください。
秋を彩る大覚寺の風物詩
「嵯峨菊展」
嵯峨菊は嵯峨天皇の御代、大沢池の菊ヶ島に自生していた嵯峨野独特の野菊。様々な風情ある嵯峨菊を、大覚寺境内の中で一般公開しております。
日 程:令和3年11月1日(月)~11月30日(火)
時 間:9時~17時(16時30分受付終了)
料 金:大人500円・小中高生300円(お堂エリア参拝料含む)
※大沢池エリアは別途参拝料
※写真は全て過去のものです。
※諸事情により、予告なく参拝中止する場合があります。予め、ご了承下さい。
Traditional chrysanthemum unchanged for 1200 years
「Saga-giku Exhibition」
Saga-giku is a wild chrysanthemum inherent in Saga that grew naturally in the age of Emperor Saga on Kiku-ga-jima Island in Osawa-no-ike Pond. This event is a public exhibition held on the grounds of Daikaku-ji showing the various tastes of saga-giku.
Event date:1-30 November 2021
Time:9:00-17:00(Last entry at 16:30)
Admission fee:Adult JPY500 / Child JPY300

※数に限りがございますので、頒布終了の際には、ご容赦ください。
嵯峨菊は嵯峨天皇の御代、大沢池の菊ヶ島に自生していた嵯峨野独特の野菊を、永年にわたって王朝の気品ある感覚をもって洗練し、「天・地・人」の微妙な配置に仕立て上げた、格調高い菊と言われています。
古典菊の精華、嵯峨菊は一鉢に三本仕立て。草丈は殿上から鑑賞するのにちょうどよい高さの約2メートルに仕立てます。花は先端が三輪、中程に五輪、下手に七輪と、七、五、三に。葉は下部を黄色、中程には緑、上の方は淡緑というように仕立て、春夏秋冬をあらわすことになっています。嵯峨菊の花弁は平弁で、五十四弁。長さは約10センチが理想とされ、色は御所の雪(白)、御所の秋(黄)、御所の錦(朱)、御所の春(ピンク)などの単色が多く、あまり混色しません。大覚寺では風情ある嵯峨菊を毎秋11月に一般公開し、訪れた多くの参拝者の目を楽しませています。