『四国八十八ヶ所霊場』お砂踏み
四国八十八ヶ所(はちじゅうはちかしょ)
お砂踏み
真言宗(しんごんしゅう)を開かれた弘法大師は、青年時代に四国の山々を修行して回られました。そんなお大師さまに由緒ある「四国八十八ヶ所霊場」を巡礼することがお遍路です。お大師さまに対する信仰の高まりと共に、多くの方が遍路されるようになりましたが日数を要することや、様々な理由でお遍路ができない方も大勢いらっしゃいます。そこで発願(ほつがん)されたのが「お砂踏み」であります。
四国八十八ヶ所霊場の「お砂」をそれぞれ集め、そのお砂を踏みながらお参りします。そして、そのご利益(りやく)は実際に遍路を巡礼したのと同じ功徳を積むことができ、修行をしているときは「同行二人(どうぎょうににん)」と言い、常にお大師さまと共にいられます。
大覚寺は、お大師さまが唐より帰国された後、平安時代の嵯峨天皇さまとご親交を深められた場所で、お大師さまの伝承が数多く残されており、心経前殿向かって右側には嵯峨天皇さまと秘鍵大師(ひけんだいし)(弘法大師)さまをお祀りしております。秘鍵大師像は、般若心経の功徳についてお大師さまが嵯峨天皇さまに教えを説いている際、お手持ちの五鈷杵(ごこしょ)が「文殊(もんじゅ)の利剣(りけん)」に変わったことに由来し、大覚寺独自の異形像として伝えられます。お砂踏みをしながら、皆さまのお願い事が叶いますよう、また、お大師さまと深くご縁を結んで頂く大変貴重な機会となります。
阿波国(徳島県)「発心の道場」23ヵ寺
仏教における修行上の究極目標、悟ることを目的とします。
平成30年5月15日(火)~6月21日(木) 午前9時~午後4時30分(午後5時閉門)
通常参拝料にて巡拝いただけます。
※浄財(お賽銭)は含まれておりません。
※お砂踏み成満の証ご朱印は含まれておりません。
お問い合わせ075-871-0071 (午前9時〜午後5時) お問い合わせはこちら |