天皇皇后両陛下・愛子内親王殿下

東京国立博物館「大覚寺展」を御観覧

2月6日、天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下におかれては、東京・上野の東京国立博物館へ行幸啓を賜り、特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」を御鑑賞なされました。

今般の展示のために御貸出しいただいた御物「嵯峨天皇像」を始め、123面にも及ぶ華やかな障壁画、さらには大覚寺の様々な寺宝を一つ一つ熱心にご覧遊ばされました。

当日は、山川龍舟門跡猊下が東京国立博物館館長らと共にお出迎えさせていただき、堤大恵宗務総長も御観覧に同行させていただきました。

天皇陛下自ら愛子殿下に御説明なさるなど、御家族の睦まじい場面もあり、とても穏やかな時間をお過ごしになられました。

大覚寺として、とても栄誉なこと感謝申し上げる慶事でした。

「大覚寺展」特別イベント

写経体験・いけばな体験を開催

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つ、東京国立博物館における特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」の開催を記念して、東京国立博物館内で『写経体験「嵯峨天皇の祈り」~心の経をなぞる~』全3回と『嵯峨御流いけばな体験』全5回が開催されています。

写経体験の1回目は2月6日に喜和田龍光教務部長、2回目は21日に尾池財務部長が講師を担当し開催されました。大覚寺の歴史を交えた法話にはじまり、写経の書き方の説明をして写経体験に移りました。スクリーンに映る五大明王像に向かって参加者全員が写経を行い、厳かな雰囲気で終了しました。最終回となる3回目は、3月14日に開催されます。

嵯峨御流いけばな体験は、2月5日に東京御流司所、9日に東京公友会司所、11日に東京司所、23日に埼玉司所が担当し開催されました。「全国いけばな体験リレー」の要領で流派の紹介や「景色いけ」パネルを展示し、嵯峨御流の七景の説明や風景を守る理念などを紹介しました。その後、参加者に盛花の右盛体または左盛体を体験していただきました。各回とも定員に達するお申込みをいただくなど、多くの方にいけばなを楽しんでいただきました。また、いけばな嵯峨御流を広く知っていただく機会を得て、各司所の活性化と新しい門人を獲得する活動となりました。最終回となる5回目は、3月11日に神奈川司所の担当で開催されます。

「大覚寺展」の夜間開館が決定!!

会期後半(2/21以降)から実施

大覚寺展では、2月21日(金)以降の金曜日と土曜日、および2月23日(日・祝)は午後8時まで開館することとなりました。会期終盤は混雑が予想されますので、夜間開館もぜひご利用ください。

【夜間開館実施日】
2月21日(金)・2月22日(土)・2月23日(日・祝)
2月28日(金)・3月1日(土)
3月7日(金)・3月8日(土)
3月14日(金)・3月15日(土)

※上記開館日は午後8時まで開館(入館は閉館の30分前まで)

「大覚寺展」イベントのご紹介

写経体験やいけばな体験など

平安時代、都に疫病が蔓延したとき、嵯峨天皇は親交のあった弘法大師のすすめで般若心経を写されました。紺色の綾布に金泥でしたためられた宸翰しんかんは、今も大覚寺の勅封ちょくふう心経殿しんぎょうでんに納められ、大覚寺は「心経写経の根本道場」とされています。

また大覚寺には現存最古の庭池・大沢池おおさわのいけがあります。舟遊びの折、嵯峨天皇がほとりに咲く可憐な菊を手折り殿上の花瓶に挿されました。その姿が「天、地、人」三才の美しさを備えていたことに感動され、「後世こうせいはなくるものはよろしくこれってはんとすべし」とおっしゃいました。これがいけばな嵯峨御流の始まりです。  

特別展の開催を記念して、東京国立博物館で大覚寺ゆかりの写経、いけばなを体験いただける機会を設けました。心満ちる時間をお過ごしください。

また、絵画や彫刻、工芸など各分野の研究員が作品の見どころなどをお話しする連続講座も開催します。

 

 

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画」関連イベント
写経体験「嵯峨天皇の祈り」~心の経をなぞる~

 

開催日

・2月  6日(木) 大覚寺教務担当執行 喜和田龍光
・2月21日(金) 大覚寺財務担当執行 尾池泰隆
・3月14日(金) 大覚寺教務担当執行 喜和田龍光

時間

13:00受付、講座は13:30~15:00

会場

東京国立博物館 平成館小講堂

参加費

1,500円(写経用紙、筆ペン付き。当日現金でお支払いいただきます)
※別途、開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画」の観覧チケットが必要です。

定員

各回15人
※先着順。定員に達し次第締め切ります。
※各回とも定員に達しました。お申し込みありがとうございました。

申込方法

詳細は大覚寺展公式ホームページで。

 

 

 

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画」関連イベント
嵯峨御流いけばな体験

 

開催日

・2月  5日(水)     東京御流司所
・2月  9日(日)     東京公友会司所
・2月11日(火・祝)   東京司所
・2月23日(日・祝)   埼玉司所
・3月11日(火)     神奈川司所
※開催日によって制作するいけばなは異なります。完成した作品はお持ち帰りいただけます。

時間

13:00受付、講座は13:30~15:00

会場

東京国立博物館 平成館小講堂

参加費

2,000円(当日現金でお支払いいただきます)
※別途、開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画」の観覧チケットが必要です。

定員

各回15人
※先着順。定員に達し次第締め切ります。
※各回とも定員に達しました。お申し込みありがとうございました。

申込方法

詳細は大覚寺展公式ホームページで。

 

 

 

東京国立博物館 連続講座「百花繚乱 大覚寺の名宝」

 

本講座は必ず2日間ご参加できる方が対象です。
※受付時の混雑緩和のため、全座席を指定させていただきます。(当選されたお客様の座席はこちらで指定させていただきます。下記以外の個別のご希望と、決定後の座席変更にはお応えできませんので、あらかじめご了承ください)
※下記に該当する方は、申込フォームの通信欄にその旨をご記入ください。
 ・ヒアリングループ(磁気ループ)の利用をご希望の方
 ・車いすでの来場をご希望の方(付き添いの介護者の有無を明記してください)
※当選・落選いずれの場合でも、お知らせのメールをお送りしております。申込締切後2週間経過してもメールが届かない場合には、お手数ですが教育講座室までお問い合わせください。
※諸事情により中止になった場合は、東京国立博物館のホームページにてお知らせします。

 

日程

2月28日(金) ~ 3月1日(土)

時間

13時15分~16時05分
※開場は12時45分を予定。特別展開催期間中は券売所等が混み合うことがございますので、お時間に余裕をもってお越しください。

会場

東京国立博物館 平成館大講堂

プログラム

・2月28日(金)
13時15分~13時20分 ごあいさつ 喜和田龍光(大覚寺教務担当執行)
13時30分~13時50分 第1講 「華と心経の寺の1200年―大覚寺の歴史」
   講師:金井裕子(東京国立博物館 教育講座室長)
13時50分~14時20分 第2講「仏師明円と大覚寺五大明王像」
   講師:増田政史(東京国立博物館 特別展室研究員)
ㅤㅤ    ――― 休憩(15分)―――
14時35分~15時05分 第3講 「大覚寺中興の祖 後宇多天皇の三つの肖像」        
   講師:土屋貴裕(東京国立博物館 絵画・彫刻室長)
15時05分~15時35分 第4講 「密法を伝える書 大覚寺の後宇多天皇宸翰」
   講師:樋笠逸人(奈良国立博物館 美術室研究員)
15時35分~16時05分 第5講 「『薄緑/膝丸』『鬼切丸/髭切』にみる日本刀の特質」
   講師:佐藤寛介(東京国立博物館 特別展室長) 

・3月1日(土)
13時15分~13時45分 第6講 「正寝殿の剣璽間の由緒」
   講師:猪熊兼樹(東京国立博物館 工芸室長)
13時45分~14時15分 第7講 「帳台構の桐竹蒔絵」
   講師:福島修(東京国立博物館 特別展室主任研究員)
    ――― 休憩(15分)―――
14時30分~15時00分 第8講 「大覚寺の飾金具」
   講師:清水健(東京国立博物館 工芸室主任研究員)
15時00分~15時30分 第9講 「宸殿・正寝殿の障壁画の謎」
   講師:金井裕子(東京国立博物館 教育講座室長)
15時30分~16時05分 事前質問への回答ほか 金井裕子、増田政史

定員

380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
・キャンセル待ち等、当日受付はございません
・当選者には、当選メールをお送りした後、座席番号を明記した通知ハガキ(受講券)を発送いたします
・受講券1枚で、当選されたご本人に限り有効です(譲渡不可)

参加費

無料(ただし初日の入館料は必要。なお2日目は初日にお渡しする受講資料でご入館いただけます。)

申込方法

詳細は東京国立博物館のホームページで。
2024年12月24日(火)~2025年1月26日(日)

お問い合わせ

03-3822-1111(代) 教育講座室

 

東京国立博物館「大覚寺展」開幕

開会式に高円宮妃殿下ご臨席賜る

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つである特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」が、東京国立博物館平成館において始まりました。1月21日から3月16日までの約2ヶ月間にわたって開催されます。

1月20日には展覧会に先立ち、報道内覧会と開眼法会、開会式が執り行われました。

まずは本展覧会のPR大使・音声ガイドナビゲーターを務められる、京都出身の俳優、吉岡里帆さんに登場いただき、一挙公開された重要文化財「牡丹図」の前で報道内覧会が開催されました。

続いて、平成館2階に展示された五大明王像を前に開眼法会を厳修。山川龍舟門跡猊下が導師を務め、本展覧会の無魔成満を祈願されました。

その後、高円宮妃久子殿下のご臨席を賜り、藤原誠東京国立博物館館長、老川祥一読売新聞グループ本社代表取締役会長をはじめ、関係者約100人が出席し、平成館1階ラウンジにおいて開会式が執り行われました。藤原館長、山川猊下、老川会長が主催者挨拶の後、高円宮妃久子殿下によるテープカットが行われ、大覚寺展が開幕となりました。開会式終了後は高円宮妃久子殿下に大覚寺展をご観覧いただきました。

また、開会式にはいけばな嵯峨御流が本展覧会の開式を祝う作品を挿花。辻井ミカ華務長と青野直甫華道企画推進室室長をはじめ、東京、東都、東京御流、東京公友会、埼玉、神奈川、横浜の7司所に所属する師範に協力いただき、開会式会場に大作が挿花されました。松や牡丹を使って障壁画をイメージし、天皇を象徴する桐竹鳳凰に見立てた作品が御所車にいけられました。作品は開幕初日の21日までラウンジに展示されました。

本展では、大覚寺が所蔵する国宝・重要文化財を含む貴重な文化財約100点が展示され、嵯峨天皇ゆかりの宸翰や仏画、障壁画などを通じて、大覚寺の歴史と文化を紹介しています。

「大覚寺展」ノベルティの頒布決定!!

来場者限定ノベルティ

本展へご来場いただき、本展グッズを税込4,000円以上(本展図録を含む)ご購入いただいた方に、限定のノベルティを配布いたします。

 

①実物大の「薄緑〈膝丸〉」が掲載されたパノラマ新聞

本展のプレスリリースをベースに、「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」がほぼ実物大でレイアウトされたパノラマ新聞です。

期間:2025年1月21日(火)以降の平日限定
配布枚数:先着10,000部

※本展グッズを税込4,000円以上(本展図録を含む)ご購入の方にお渡しします。
※なくなり次第、終了となります。

 

 

 

②「薄緑〈膝丸〉」「鬼切丸〈髭切〉」をあしらったタトウ(ポケット付きの紙製ファイル)

本展のプレチラシをベースに、「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」と「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」を中面にあしらった特製タトウ(ポケット付きの紙製ファイル)です。

期間:2025年2月18日(火)以降
配布枚数:先着5,000部

※本展グッズを税込4,000円以上(本展図録を含む)ご購入の方にお渡しします。
※なくなり次第、終了となります。

 

「大覚寺展」関連品のご紹介

図録やグッズなど

 

図録

 

 

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」公式図録

価格:3,100円(税込)
仕様:306ページ・A4変形・上製本

皇室ゆかりの寺院である大覚寺の優れた寺宝の数々を紹介する本展覧会の公式図録です。全展示作品57件のカラー図版と作品解説を掲載しています。

大覚寺の内部を飾る障壁画は、配置図と建物の平面図を用いてどこよりも詳しく解説し、展示では紹介しきれなかった作品も参考図として収録。五大明王像や刀剣など、展示作品に関わるコラムや論文も充実しています。大覚寺の建物や参拝エリアの紹介も。大覚寺のすべてがわかる読み応えのある一冊です。

図録販売サイトはこちら

 

 

 

グッズ

 

 

不動明王像ぬいぐるみ
【完売しました】

価格:4,290円

大覚寺のご本尊でもある明円作「重要文化財 五大明王像」の中から、不動明王をぬいぐるみにしました。ぬいぐるみにしても凄みは健在です。

 


 

襖絵クッション

価格:各6,380円(2種)

本展の見どころ「襖絵」がクッションに。実際の作品と同じように、「牡丹図」と「紅白梅図」がそれぞれ裏表になった、計2種類の展開です。両方揃えて、襖のように並べてください!

 


 

野兎キーチェーン
【完売しました】

価格:各1,980円(2種)

「重要文化財 野兎図」より、特徴的なポーズの白と黒の兎がキーチェーンになりました。腰障子から飛び出してきた野兎たちを、いつでも持ち歩けます。
※美術展ナビオンラインストアにて、受注販売を3月16日まで受付中。(上限数に達し次第、受注受付を終了いたします。)

受注販売受付サイトはこちら

 


 

金刺繍メッシュポーチ
【完売しました】

価格:3,520円

「牡丹図」の美しい花を刺繍で再現しました。金の襖を模したポーチは、鞄の中でもひときわ輝きます。

 


 

膝丸ペーパージオラマ

価格:2,860円

本展覧会のタイトルが入った、「名物 薄緑〈膝丸〉」のペーパージオラマです。刀掛けに飾られた美しい「名物 薄緑〈膝丸〉」をご自宅でも楽しめます。

 


 

膝丸・髭切 箔押しノート

価格:1,210円

大覚寺所蔵の「名物薄緑〈膝丸〉」と、北野天満宮所蔵の「名物 鬼切丸〈髭切〉」を、両面にあしらったリングノートです。表紙の箔押しがキラリと光ります。

 


 

トートバッグ

価格:各1,980円(2種)

「名物 薄緑〈膝丸〉」と、ご本尊の「五大明王像」をそれぞれ線画で表現したトートバッグです。サイズ・デザインとも、日常使いにもピッタリ。

 


 

マグネットセット

価格:各1,980円(2種)

本展出品作の中から、襖絵の花や動物、さらには刀剣まで、様々なモチーフを色鮮やかなマグネットにしました。2種類の組み合わせから、お好みに合わせてお選びください。

 


 

横型Wファイル

価格:各770円(2種)

襖絵ならではの構図をそのまま活かした、横型特殊サイズのクリアファイルです。狩野山楽の代表作「牡丹図」と「紅白梅図」の2種展開。

 


 

野兎図・紅白梅図アクリルスタンド

価格:各500円(2種)※カプセルトイ商品

出品作の襖絵をミニチュア化した、横につなげることができるアクリルスタンドです。すべて集めれば、展示を再現できるかもしれません。

 


 

<ご注意>
※上記、金額は全て税込み。
※画像はイメージです。実際の商品とは色・形が若干異なる場合がございます。
※予告なく、商品は欠品または完売となる可能性がございます。また、購入に個数制限を設ける場合がございます。
※グッズの欠品・完売等を理由とした観覧料の払い戻しはいたしかねます。
※在庫に関するお問い合わせ(在庫数や入荷予定等)にはお答えできません。
※不良品以外の返品・交換はいたしかねます。

…ほかにも多種多様なアイテムをご用意しています。 お楽しみに!

さらに、本展限定の大覚寺オリジナルアイテムも販売しています。
詳細はこちら

 

「大覚寺展」PR大使のご紹介

音声ガイドのナレーターも決定!!

PR大使・音声ガイドナビゲーターとして吉岡里帆さんが本展のPR大使に決まりました。音声ガイドのナビゲーターとして皆さまを大覚寺巡りへご案内します。

また、ゲストナレーターの岡本信彦さん、花江夏樹さんと共に、大覚寺の歴史、きらびやかな障壁画の見どころをご紹介します。アプリ版では、膝丸・髭切の伝説などの限定トラックがお楽しみいただけます。

吉岡里帆さん

京都府出身。俳優。

岡本信彦さん

東京都出身。声優、番組MC、ラジオパーソナリティー、アーティストとしても活躍。主な出演作品に、「僕のヒーローアカデミア」爆轟勝己役、「青の祓魔師」奥村燐役、「葬送のフリーレン」ヒンメル役、「ハイキュー!!」西谷夕、「魔法使いの約束」シノ役などがある。ゲーム「刀剣乱舞」では「膝丸」の声を務める。

花江夏樹さん

神奈川県出身。声優。主なアニメ出演作品に、「鬼滅の刃」竈門炭治郎役、「東京喰種」シリーズの金木研役、「四月は君の嘘」有馬公生役、「ダンダダン」オカルン<高倉健>役、「ブルーロック」二子一揮役などがある。ゲーム「刀剣乱舞」では「髭切」の声を務める。第14回声優アワード主演男優賞を受賞。

 

 

ガイド概要

 

ナビゲーター

吉岡里帆

ゲストナレーター

岡本信彦・花江夏樹

価格

会場レンタル版:650円(税込)
アプリ配信版「聴く美術」:800円(税込)

収録時間

約35分

※展示替にともない、一部内容が変わります。

 

会場レンタル版

 

展覧会会場入口にて、専用ガイド機を気軽にレンタル!
貸出料金:お一人様1台 650円(税込)

 

アプリ配信版(iOS/Android)「聴く美術」

 

配信期間中は、いつでもどこでも何度でも視聴可能。アプリ版のみの限定トラックも楽しめます。
販売価格:800円(税込)
配信期間:2025年1月21日~2025年3月末予定

<利用方法>
1. まずはアコースティガイド公式アプリ『聴く美術』をダウンロード!
2. アプリ内で「大覚寺」展の音声ガイドコンテンツを選択して決済、ダウンロードしてください。

※お使いのOSのバージョンによって、ダウンロードできない場合がございます。
※一部の作品画像は表示がございません。
※展覧会会場内でご使用の場合は、ヘッドホンもしくはイヤホンをご利用ください。
※会場内での通話はご遠慮ください。

【音声ガイドサービスに関するお問い合わせ】

㈱アコースティガイド・ジャパン

support@acoustiguide.co.jp / TEL:03-5771-4083(月~金、10:00~18:00)

 

「大覚寺展」関連講座

写経体験「嵯峨天皇の祈り」開催

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つである東京国立博物館における特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」の開催に先立ち、よみうりカルチャー大手町スクールで、展覧会の見どころと大覚寺、いけばな嵯峨御流の事前理解を深める公開講座が実施されました。

5回目の最終回は11月30日、写経体験「嵯峨天皇の祈り」~心の経をなぞる~と題して喜和田龍光教務部長が講師を担当しました。

はじめに大覚寺の歴史を交えた法話。次に写経の書き方の説明をして写経体験に移りました。スクリーンに映る五大明王像に向かって参加者全員が写経を行い、厳かな雰囲気で終了しました。

「薄緑〈膝丸〉」「鬼切丸〈髭切〉」同一ケース展示決定!!

京都以外で初めてそろって展示

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業として、来たる令和8年(2026)に開創1150年を迎えるのに先立ち、令和7年(2025)に東京国立博物館にて特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」を開催します。

清和源氏に代々継承された「兄弟刀」と伝えられる、大覚寺蔵「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」と、北野天満宮蔵「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」(いずれも重要文化財)を京都以外では初めて、そろって展示することが決定しました。

「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」と「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」は、平安時代中期(10世紀)、清和源氏の祖・源経基の嫡男である源満仲が、勅宣により天下守護の太刀を求め、異国からきた刀工が八幡神の加護を受けてつくりあげたと伝えられています。その後は、その時々に起きた霊異譚れいいたんによって名を変えながら、所持者を勝利に導く存在として源氏に代々受け継がれました。

大覚寺は平安時代前期に離宮から寺院となりますが、その際、菅原道真(菅公)が尽力したことが記録に残っています。そのため、境内には菅公を祀る社があり、北野天満宮と長年にわたり交流を続けていることから、このたびの展示が叶いました。

本展では、この「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」と「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」を東京では初めて、同一のケース内で展示します。

前売券を12月2日(月)より販売開始予定

プレミアムチケットも販売

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業として、来たる令和8年(2026)に開創1150年を迎えるのに先立ち、令和7年(2025)に東京国立博物館にて特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」を開催します。

前売券は12月2日(月)より販売開始予定です。購入方法など詳細は決まり次第、展覧会公式サイト等でご案内します。

 

観覧料(税込)

 

12月2日(月)より前売券を販売開始予定です。

※特典付き前売券も販売します。購入方法など詳細は決まり次第、展覧会公式サイト等でご案内します。
※前売券は展覧会公式サイト、東京国立博物館正門チケット売場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、各種プレイガイドにて販売します。

 

一般

大学生

高校生

前売券

1,900円

1,100円

700円

当日券

2,100円

1,300円

900円

※【販売期間】先行早割券:11月25日(月)~12月1日(日)/前売券:12月2日(月)~1月20日(月)/当日券:1月21日(火)~3月16日(日)
※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。
東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を1,100円(200円割引)でお求めいただけます。正門チケット売場(窓口)にて、キャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください。
※企画チケットは、東京国立博物館正門チケット売り場での販売はございません。
※本展は事前予約不要です。混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
※本展チケットで、当日に限り、総合文化展(平常展)もご覧いただけます。
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
※チケットの払い戻し・キャンセル・再発行はできません。購入の際はご注意ください。
※営利目的でのチケットの転売は固く禁止いたします。

購入は大覚寺展公式ホームページで。

 

 

 

「刀剣プレミアムナイト」チケット
※販売は終了しました。

 

「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」、「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」の同一ケース内展示決定を記念して、「刀剣プレミアムナイト」を開催いたします。東京国立博物館 佐藤寛介特別展室長によるレクチャーへのご参加および本展図録がセットになったお得なチケットです。

価格

7,000円 ※展覧会図録付き

定員

100人※なくなり次第終了

日時

1月25日(土)午後6時~9時

スケジュール

午後6時~7時:研究員によるレクチャー(大講堂)
午後7時~9時:レクチャー終了後、自由観覧(刀剣撮影可)

※会期中は刀剣の撮影は不可ですが、「刀剣プレミアムナイト」参加者のみ特別に撮影いただけます。

出演

東京国立博物館 佐藤寛介特別展室長

※購入方法・入場方法など詳細は決まり次第、展覧会公式サイト等でご案内します。

 

 

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺-百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」

トーハクに、みやこの春が、おとずれる。

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業として、来たる令和8年(2026)に開創1150年を迎えるのに先立ち、令和7年(2025)に東京国立博物館にて特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」を開催し、優れた寺宝の数々を一挙にご紹介します。

なかでも、寺内の中央に位置する宸殿しんでんは、元和6年(1620)に後水尾天皇ごみずのおてんのうへ(1559-1635)入内じゅだいした和子まさこ(東福門院とうふくもんいん)の女御御所を後に移築したものと伝えられ、内部を飾る襖絵や障子絵などの障壁画は、安土桃山~江戸時代を代表する画家・狩野山楽かのうさんらく(1559-1635)の代表作として重要文化財に指定されています。本展ではこれらのうち120面を超える障壁画のほか、信仰の歴史を物語る歴代天皇による書や、平安時代後期の仏像を代表する明円みょうえん作「五大明王像」など、密教美術の名品も公開します。

 

みどころ①

華やかな障壁画100面を一挙公開

 

大覚寺に伝わる約240面におよぶ襖絵・障子絵などの障壁画のうち、123面を公開します(前期100面、後期102面)。華やかな空間をぜひご体感ください。

■重要文化財「牡丹図」・・・総長約22m!徳川秀忠とくがわひでただの娘で、後水尾天皇ごみずのおてんのう入内にゅうだいした和子まさこの御所を飾ったと伝わる襖絵。狩野山楽かのうさんらくの代表作。全18面一挙公開は寺外初。(通期展示)

 

みどころ②

天皇家ゆかりの「五大明王像」
5体そろって初めて東京に登場

 

■重要文化財「五大明王像」・・・明円みょうえん作。平安時代後期の仏像の最高傑作のひとつ。優美さと力強さが巧みに調和。(通期展示)

 

みどころ③

歴代天皇による優れた書の数々

 

大覚寺中興ちゅうこうの祖である後宇多法皇をはじめ、同寺にゆかりの深い歴代天皇の書(宸翰しんかん)をご紹介します。

■国宝「後宇多天皇宸翰 弘法大師伝」・・・後宇多法皇自らが高価な絹に記した、弘法大師空海の伝記。(前期展示)
■国宝「後宇多天皇宸翰 御手印遺告」・・・後宇多法皇が死の直前に書き遺し、自らの手形(御手印おていん)を押した21か条の定め。(後期展示)

 

みどころ④

清和源氏に代々継承された「兄弟刀」

 

大覚寺に伝わる「薄緑」および「膝丸」の伝承をもつ太刀と、京都・北野天満宮に伝わる「鬼切丸」および「髭切」の伝承をもつ太刀を、そろって展示します。

■重要文化財「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」・・・源満仲みなもとのみつなか頼光よりみつ義経よしつねらに継承されたと伝わる。(通期展示)
■重要文化財「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」・・・源満仲から頼朝よりともらに継承されたと伝わる。(通期展示)

 

 

開催概要

展覧会名

開創1150年記念 特別展
「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」

Special Exhibition Commemorating the 1150th Founding Anniversary of Daikakuji
Treasures of Daikakuji: From Imperial Villa to Buddhist Temple

会期

2025年1月21日(火)~3月16日(日)
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
前期展示:1月21日(火)~2月16日(日)
後期展示:2月18日(火)~3月16日(日)

休館日

月曜日(ただし2月10日、24日は開館)、2月25日(火)

開館時間

午前9時30分~午後5時
※2月21日(金)以降の毎週金・土曜日、2月23日(日・祝)は午後8時まで開館
※入館は閉館の30分前まで

会場

東京国立博物館 平成館 (上野公園)
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)

アクセス

〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

○JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より 徒歩10分
○東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より 徒歩15分

*入館方法や観覧料等の情報は、確定次第、お知らせいたします。
*展示作品、会期、展示期間、開館時間、休館日等については、今後の諸事情により変更する場合があります。

■展覧会公式Instagram @daikakuji2025

■展覧会公式サイト https://tsumugu.yomiuri.co.jp/daikakuji2025/

■お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

 

「大覚寺展」関連講座

“嵯峨天皇のいけばな”開催

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つである東京国立博物館における特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」の開催に先立ち、よみうりカルチャー大手町スクールで、この展覧会の見どころと大覚寺、いけばな嵯峨御流の事前理解を深める公開講座が実施されています。

4回目の今回は10月6日、「嵯峨天皇のいけばな」と題して辻井華務長が講師を担当しました。

はじめに「自然への畏敬の念と草木を愛しむ嵯峨天皇の大御心」をテーマに講演。続くデモンストレーションでは「深山の景」と「庭湖の景」、「野辺の景」、龍頭鷁首舟の花器を使った作品を挿花し、雅な大覚寺の風景を表現しました。

次回は、写経体験「嵯峨天皇の祈り」~心の経をなぞる~をテーマに、11月30日に開催されます。

よみうりカルチャー大手町スクールのご案内

「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つ、東京国立博物館で開催される特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」に先立ち、よみうりカルチャー大手町スクールで開催される講座をご案内いたします。

■  7月27日(土) 終了
 「大覚寺の歴史」
 大覚寺総務担当執行 岡村光真

■  8月24日(土) 終了
 「嵯峨天皇と大覚寺」
 京都産業大学名誉教授(法学博士) 所功

■  9月28日(土) 14:00~15:00
 「大覚寺の襖絵と狩野山楽」
 東京国立博物館学芸企画部博物館教育課教育講座室長 金井裕子

■10月  6日(日) 14:00~15:00
 「嵯峨天皇のいけばな」
 いけばな嵯峨御流華道総司所華務長 辻井ミカ

■11月30日(土) 14:00~15:30
 写経体験「嵯峨天皇の祈り」~心の経をなぞる~
 大覚寺教務担当執行 喜和田龍光

◆お申し込み
よみうりカルチャー大手町スクール
TEL:03-3642-4301
https://www.ync.ne.jp

「旧嵯峨御所 大覚寺」展

東京国立博物館で報道発表会

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つで、大覚寺に伝わる寺宝を紹介する特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」の報道発表会が7月4日、東京国立博物館で行われました。

令和8年は、大覚寺として寺号を賜り1150年になります。この勝縁を迎えるに際し、東京国立博物館の平成館で、令和7年1月21日から3月16日の会期で開催されます。

来年の1~3月には、東京国立博物館の特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」にぜひ足をお運びください。

また、報道発表会には「大覚寺展」のPR大使・音声ガイドナビゲーターに決まった京都出身の吉岡里帆さんにもご登場いただきました。