開会式に高円宮妃殿下ご臨席賜る
大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つである特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」が、東京国立博物館平成館において始まりました。1月21日から3月16日までの約2ヶ月間にわたって開催されます。
1月20日には展覧会に先立ち、報道内覧会と開眼法会、開会式が執り行われました。
まずは本展覧会のPR大使・音声ガイドナビゲーターを務められる、京都出身の俳優、吉岡里帆さんに登場いただき、一挙公開された重要文化財「牡丹図」の前で報道内覧会が開催されました。
続いて、平成館2階に展示された五大明王像を前に開眼法会を厳修。山川龍舟門跡猊下が導師を務め、本展覧会の無魔成満を祈願されました。
その後、高円宮妃久子殿下のご臨席を賜り、藤原誠東京国立博物館館長、老川祥一読売新聞グループ本社代表取締役会長をはじめ、関係者約100人が出席し、平成館1階ラウンジにおいて開会式が執り行われました。藤原館長、山川猊下、老川会長が主催者挨拶の後、高円宮妃久子殿下によるテープカットが行われ、大覚寺展が開幕となりました。開会式終了後は高円宮妃久子殿下に大覚寺展をご観覧いただきました。
また、開会式にはいけばな嵯峨御流が本展覧会の開式を祝う作品を挿花。辻井ミカ華務長と青野直甫華道企画推進室室長をはじめ、東京、東都、東京御流、東京公友会、埼玉、神奈川、横浜の7司所に所属する師範に協力いただき、開会式会場に大作が挿花されました。松や牡丹を使って障壁画をイメージし、天皇を象徴する桐竹鳳凰に見立てた作品が御所車にいけられました。作品は開幕初日の21日までラウンジに展示されました。
本展では、大覚寺が所蔵する国宝・重要文化財を含む貴重な文化財約100点が展示され、嵯峨天皇ゆかりの宸翰や仏画、障壁画などを通じて、大覚寺の歴史と文化を紹介しています。
- 高円宮妃久子殿下のテープカット
- PR大使の吉岡里帆さん
- 五大明王前で厳修された開眼法会
- 主催者挨拶をされる山川猊下
- 開会式会場に挿花されたいけばな嵯峨御流の作品
- 一挙公開された宸殿の障壁画