戊戌だより

「秘鍵大師全国ご巡錫」関東教区へ ~定泉寺さま~

来る平成30年に嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会をお迎えする祝縁をもって、「秘鍵大師全国ご巡錫」を執行致しております。
本年の6月20日に大覚寺に於いて、ご巡錫奉送式を行ったのち、6月21日より関東教区にてご巡錫を致しております。
7月24日神奈川県横浜市にございます、定泉寺さま(渡邊冝昭ご住職)に「秘鍵大師ご尊像」がご巡錫をなされました。

定泉寺さまでは7月24日、ご住職、檀信徒のみなさま午前の地蔵盆、

午後の大施餓鬼法会において秘鍵大師さまを本堂正面におまつりし、

檀信徒をはじめ多くの参拝者の方々がおまいりされました。

また、ご住職より法要の法話の際に戊戌開封法要の説明と心経写経の勧進をお話されました。

今後、中国教区では9月下旬~10月10日にかけてご巡錫なされ、また、福岡教区では、10月12日~10月16日にかけて、ご巡錫なされます。

「秘鍵大師全国ご巡錫」関東教区へ ~千手院さま~

来る平成30年に嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会をお迎えする祝縁をもって、「秘鍵大師全国ご巡錫」を執行致しております。
本年の6月20日に大覚寺に於いて、ご巡錫奉送式を行ったのち、6月21日より関東教区にてご巡錫を致しております。
7月21日神奈川県横浜市にございます、千手院さま(宮本光真ご住職)に「秘鍵大師ご尊像」がご巡錫をなされました。

千手院さまでは、7月21日に、ご住職をはじめ、檀信徒の方々、園児のみなさまで秘鍵大師さまのお待ち受け法要が執り行われました。
法会の後、檀信徒の方々、園児のみなさまがお焼香をなされました。

今後、中国教区では9月下旬~10月10日にかけてご巡錫なされ、また、福岡教区では、10月12日~10月16日にかけて、ご巡錫なされます。

「新嵯峨野物語」第二十九話紹介

「新嵯峨野物語」第二十九話が、月刊「嵯峨」8月号に掲載されました。

冒頭一部をご紹介致します。

 

 

第二十九話「巡り合う二人の廃太子」

 承和九年(八四二)八月、仁明帝が漏らした新たな皇太子の名があまりにも意外であったために、その情報はたちまち公卿の間に広がり、駆け付けてきたのは大納言藤原良房でした。

 「主上。なぜ東宮は常康親王なのでしょうか。その理由をお聞かせください」

 誰もが今上と良房の妹である順子との間に誕生している、第一皇子の道康親王が指名されると考えていたのに、今上が指名したのは良房の政敵といわれる紀名虎の娘で、更衣の種子を母とする親王なのです。我慢できるはずがありません。ところが今上は特に狼狽する様子もなく平然とお答えになられました。

 「長幼の序に従うことは、大納言のいう政治の改革に沿わないことになるのではないか」

 今上の精いっぱいの皮肉でした。

 

 

続きは月刊「嵯峨」8月号にて掲載しております。

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