新嵯峨野物語

「新嵯峨野物語」第一話紹介

扉画像 (2)「新嵯峨野物語」第一話が、月刊「嵯峨」4月号に掲載されました。

冒頭一部をご紹介致します。


第一話 「巨星、堕つ!」

延暦二十三年(八〇四)三月二十八日
、遣唐大使藤原葛野麻呂(ふじわらのかどのまろ)が率いる船で、橘(たちばなの)
逸勢(はやなり)、空海(くうかい)などと共に唐国へ向かった最澄(さいちょう)という若い僧が、
八か月という短期間の滞在で、翌年の六月に帰国いたしました。
一緒に唐へ向かった空海は、唐に滞在する期間が、二十年と長期であることが義務づけられている、
留学(るがく)僧(そう)というものであったのに対して、最澄のそれは還学僧(かんがくそう)という
短期間の留学という資格であったのです……

 

続きは月刊「嵯峨」4月号にて掲載しております。

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