NEWS 1150
2024年11月の記事一覧

「薄緑〈膝丸〉」「鬼切丸〈髭切〉」同一ケース展示決定!!

京都以外で初めてそろって展示

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業として、来たる令和8年(2026)に開創1150年を迎えるのに先立ち、令和7年(2025)に東京国立博物館にて特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」を開催します。

清和源氏に代々継承された「兄弟刀」と伝えられる、大覚寺蔵「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」と、北野天満宮蔵「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」(いずれも重要文化財)を京都以外では初めて、そろって展示することが決定しました。

「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」と「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」は、平安時代中期(10世紀)、清和源氏の祖・源経基の嫡男である源満仲が、勅宣により天下守護の太刀を求め、異国からきた刀工が八幡神の加護を受けてつくりあげたと伝えられています。その後は、その時々に起きた霊異譚れいいたんによって名を変えながら、所持者を勝利に導く存在として源氏に代々受け継がれました。

大覚寺は平安時代前期に離宮から寺院となりますが、その際、菅原道真(菅公)が尽力したことが記録に残っています。そのため、境内には菅公を祀る社があり、北野天満宮と長年にわたり交流を続けていることから、このたびの展示が叶いました。

本展では、この「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」と「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」を東京では初めて、同一のケース内で展示します。

前売券を12月2日(月)より販売開始予定

プレミアムチケットも販売

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業として、来たる令和8年(2026)に開創1150年を迎えるのに先立ち、令和7年(2025)に東京国立博物館にて特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」を開催します。

前売券は12月2日(月)より販売開始予定です。購入方法など詳細は決まり次第、展覧会公式サイト等でご案内します。

 

観覧料(税込)

 

12月2日(月)より前売券を販売開始予定です。

※特典付き前売券も販売します。購入方法など詳細は決まり次第、展覧会公式サイト等でご案内します。
※前売券は展覧会公式サイト、東京国立博物館正門チケット売場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、各種プレイガイドにて販売します。

 

一般

大学生

高校生

前売券

1,900円

1,100円

700円

当日券

2,100円

1,300円

900円

※【販売期間】先行早割券:11月25日(月)~12月1日(日)/前売券:12月2日(月)~1月20日(月)/当日券:1月21日(火)~3月16日(日)
※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。
東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を1,100円(200円割引)でお求めいただけます。正門チケット売場(窓口)にて、キャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください。
※企画チケットは、東京国立博物館正門チケット売り場での販売はございません。
※本展は事前予約不要です。混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
※本展チケットで、当日に限り、総合文化展(平常展)もご覧いただけます。
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
※チケットの払い戻し・キャンセル・再発行はできません。購入の際はご注意ください。
※営利目的でのチケットの転売は固く禁止いたします。

購入は大覚寺展公式ホームページで。

 

 

 

「刀剣プレミアムナイト」チケット
※販売は終了しました。

 

「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」、「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」の同一ケース内展示決定を記念して、「刀剣プレミアムナイト」を開催いたします。東京国立博物館 佐藤寛介特別展室長によるレクチャーへのご参加および本展図録がセットになったお得なチケットです。

価格

7,000円 ※展覧会図録付き

定員

100人※なくなり次第終了

日時

1月25日(土)午後6時~9時

スケジュール

午後6時~7時:研究員によるレクチャー(大講堂)
午後7時~9時:レクチャー終了後、自由観覧(刀剣撮影可)

※会期中は刀剣の撮影は不可ですが、「刀剣プレミアムナイト」参加者のみ特別に撮影いただけます。

出演

東京国立博物館 佐藤寛介特別展室長

※購入方法・入場方法など詳細は決まり次第、展覧会公式サイト等でご案内します。

 

 

開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺-百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」

トーハクに、みやこの春が、おとずれる。

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業として、来たる令和8年(2026)に開創1150年を迎えるのに先立ち、令和7年(2025)に東京国立博物館にて特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」を開催し、優れた寺宝の数々を一挙にご紹介します。

なかでも、寺内の中央に位置する宸殿しんでんは、元和6年(1620)に後水尾天皇ごみずのおてんのうへ(1559-1635)入内じゅだいした和子まさこ(東福門院とうふくもんいん)の女御御所を後に移築したものと伝えられ、内部を飾る襖絵や障子絵などの障壁画は、安土桃山~江戸時代を代表する画家・狩野山楽かのうさんらく(1559-1635)の代表作として重要文化財に指定されています。本展ではこれらのうち120面を超える障壁画のほか、信仰の歴史を物語る歴代天皇による書や、平安時代後期の仏像を代表する明円みょうえん作「五大明王像」など、密教美術の名品も公開します。

 

みどころ①

華やかな障壁画100面を一挙公開

 

大覚寺に伝わる約240面におよぶ襖絵・障子絵などの障壁画のうち、123面を公開します(前期100面、後期102面)。華やかな空間をぜひご体感ください。

■重要文化財「牡丹図」・・・総長約22m!徳川秀忠とくがわひでただの娘で、後水尾天皇ごみずのおてんのう入内にゅうだいした和子まさこの御所を飾ったと伝わる襖絵。狩野山楽かのうさんらくの代表作。全18面一挙公開は寺外初。(通期展示)

 

みどころ②

天皇家ゆかりの「五大明王像」
5体そろって初めて東京に登場

 

■重要文化財「五大明王像」・・・明円みょうえん作。平安時代後期の仏像の最高傑作のひとつ。優美さと力強さが巧みに調和。(通期展示)

 

みどころ③

歴代天皇による優れた書の数々

 

大覚寺中興ちゅうこうの祖である後宇多法皇をはじめ、同寺にゆかりの深い歴代天皇の書(宸翰しんかん)をご紹介します。

■国宝「後宇多天皇宸翰 弘法大師伝」・・・後宇多法皇自らが高価な絹に記した、弘法大師空海の伝記。(前期展示)
■国宝「後宇多天皇宸翰 御手印遺告」・・・後宇多法皇が死の直前に書き遺し、自らの手形(御手印おていん)を押した21か条の定め。(後期展示)

 

みどころ④

清和源氏に代々継承された「兄弟刀」

 

大覚寺に伝わる「薄緑」および「膝丸」の伝承をもつ太刀と、京都・北野天満宮に伝わる「鬼切丸」および「髭切」の伝承をもつ太刀を、そろって展示します。

■重要文化財「太刀 銘 □忠(名物 薄緑〈膝丸〉)」・・・源満仲みなもとのみつなか頼光よりみつ義経よしつねらに継承されたと伝わる。(通期展示)
■重要文化財「太刀 銘 安綱(名物 鬼切丸〈髭切〉)」・・・源満仲から頼朝よりともらに継承されたと伝わる。(通期展示)

 

 

開催概要

展覧会名

開創1150年記念 特別展
「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」

Special Exhibition Commemorating the 1150th Founding Anniversary of Daikakuji
Treasures of Daikakuji: From Imperial Villa to Buddhist Temple

会期

2025年1月21日(火)~3月16日(日)
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
前期展示:1月21日(火)~2月16日(日)
後期展示:2月18日(火)~3月16日(日)

休館日

月曜日(ただし2月10日、24日は開館)、2月25日(火)

開館時間

午前9時30分~午後5時
※2月21日(金)以降の毎週金・土曜日、2月23日(日・祝)は午後8時まで開館
※入館は閉館の30分前まで

会場

東京国立博物館 平成館 (上野公園)
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)

アクセス

〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

○JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より 徒歩10分
○東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より 徒歩15分

*入館方法や観覧料等の情報は、確定次第、お知らせいたします。
*展示作品、会期、展示期間、開館時間、休館日等については、今後の諸事情により変更する場合があります。

■展覧会公式Instagram @daikakuji2025

■展覧会公式サイト https://tsumugu.yomiuri.co.jp/daikakuji2025/

■お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)