NEWS 1150

いけばな体験リレー

全国各司所で実施開始

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業、全国司所と総司所が元気になる施策の一つである「全国いけばな体験リレー『TRY IKEBANA SAGAGORYU』」が全国の司所で実施スタートしました。

この「いけばな体験リレー」は、令和6年度からの2年間にわたって各司所が開催するいけばな体験を通して、嵯峨御流を広く知っていただき、触れていただくことを目的に、全国で順次実施される予定です。

実施司所は次の通り(司所名/開催場所/参加人数)です。
■5月11日
・伊丹/伊丹市立中央公民館/25
■6月1日
・泉佐野/茨木市立太田公民館/5
■6月12日
・富山/石丸公民館/15
■6月16日
・敷寿会/鈴鹿市伝統産業会館/18
■6月22日
・富山/ウイング・ウイング高岡/42
■6月24日
・池田/池田司所事務所/18

五社明神修復工事

遷座法会を厳修

大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業の一つである大沢池畔の五社明神修復工事に伴い、その遷座法会が6月11日11時から厳修されました。

当日は五社明神社前で山川門跡猊下導師の下、内局並びに僧職員、工事関係者出仕のもと執り行われました。

工事期間は令和6年6月から令和7年3月までで、総工費の約5割は、文化庁の「歴史活き活き!史跡等総合活用整備事業」補助金を活用予定です。

嵯峨天皇奉献華道祭

「シン・日本をいける」

令和6年度嵯峨天皇奉献華道祭が4月12日から14日までの3日間、昨年に続き「シン・日本をいける」をテーマに、桜花が残る中、開催されました。

「シン・日本をいける」は、大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業のいけばな嵯峨御流活性化施策の一つのテーマとしており、「シン」の意味は、新・真・心・信・進・sympathyのsym…等、今の時を未来の世界へ繋いでいく、生きるための行動理念「シン」を伝えていくことを表しています。

最終日の14日には、山川龍舟門跡猊下導師のもと、富山、北陸、富山春陽、能登の4司所合同で31人が出仕し、嵯峨天皇奉献華法会が厳修されました。御宝前には令和5年度に全国の各司所で写経された華供養写経が奉納され、供華、花手前の披露が5年振りに石舞台で行われ、献華の後、庭湖会による献菓、献茶も行われました。

「いけばな体験」も華道芸術学院1階103教室で全日開催され、親子連れや学生、年配者、外国人など幅広い人々が参加し、大変好評を得ました。

3日間とも国内外を問わず、多くの人が訪れ、屋内外共に華やかな中、賑わいを見せた華道祭となりました。