平成30年戊戌開封法会記念:大覚寺フレーム切手のご案内

この度、平成30年嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会並びにいけばな嵯峨御流創流1200年を迎えるにあたり、「大覚寺:フレーム切手」をご用意させていただきました。

こちらのフレーム切手は大覚寺近辺を中心に京都市内の郵便局で平成30年4月2日よりお求めいただけます。 京都限定、個数限定の取扱となっておりますので、是非この機会にお求めいただきます様ご案内申し上げます。

※一部取扱のない店舗もございますのでご了承下さい。

「結縁守護」御守 頒布のご案内

この度、平成30年厳修嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会並びにいけばな嵯峨御流創流1200年の勝縁の年に向けて「結縁守護」御守を制作ご祈祷申し上げましたので、ここにご案内させていただきます。

すでに「戊戌事務局だより」にてお知らせいたしておりましたが、「結縁守護」御守とは、現在、ご関係各位にお配りしている「勧募用御写経」のご奉納に際し、実際に本山へご奉納された方への記念の証として、手元に残る記念品を制作いただきたいとのご要望が多数寄せられたことにより、各関連機関に於いて鋭意検討を進めてきた御守であります。

檀信徒の方々や華道門人をはじめ、勧募用御写経をなされた方への証としてお授けいただく想定をしております。どうぞ、写経推進をお勧めいただいているご寺院や華道の司所に於いて、御写経をご奉納いただきました方への授与品としてご活用いただきます様ご案内申し上げます。

 

縦8cm ×横5.5cm(紺紙金文字)
頒布価格 一体 200円
※大覚寺でご祈祷させていただいた上でお届けさせていただきます。

お申し込みについては、住所・電話番号・寺院名または司所名・代表者名・数量をお書きの上、FAXまたはメールにて下記にお申込みいただきます様お願い申し上げます。

 

お問合わせ先

〒616-8411 京都市右京区嵯峨大沢町4番地

TEL:075-871-0071(代表)

FAX:075-871-0055

E-mail:bojutsu@daikakuji.or.jp

※平日、午前9時~午後5時

勅封般若心経戊戌開封法会 いけばな嵯峨御流創流1200年 記念事業 推進委員会事務局

戊戌記念行事について

 以前にお知らせしました各項につき、経過をお知らせいたしておきます。

《 ご法縁結び式 》

戊戌4号_P09_B

 

 平成三十年の戊戌開封法会の期間に、全国の大覚寺派末寺檀信徒の方々・いけばな嵯峨御流門人の方々、さらに全国からの参拝者をお迎え申し上げるために試行いたしております「仏さまとのご法縁結び式」は、平成二十七年八月二十八、二十九日に京都市観光協会さまご協力のもと、百名のご参加を得て実施させていただきました。結果は、たいへん好評であり、第二弾として平成二十八年二月十二、十三日にも開催させていただきました。さらに工夫を重ねて、檀信徒の方々にお悦びいただけるものにいたしてまいりたいと思います。その折には、皆さまのご参加をお待ち申し上げております。

 

《 勧募用御写経への授与品 》

 戊戌記念事業推進委員会における勧募分科会などで教区長、副教区長の方々から要望のありました勧募用御写経用紙につきましては、既報のように製作させていただいております。必要な枚数をお申し出いただければ、いつでもお届け申し上げます。

 なお、この勧募用御写経は、通常の寺院写経・華供養写経の巻数には加算いたしませんことを、あらためてご承知おきいただきたく存じます。

 また、巻数に加算しないとはいえ、檀信徒の方々、門人の方々がお写経をお勤めされることに対する何かしらの授与品をご希望の声もございましたので、すでに二月号寺報にてお知らせいたしましたが、勧募用御写経を奉納された記念の証として「結縁守護」御守を頒布することとなりました。手元に残る記念品として、檀信徒の方々や華道門人をはじめ、御写経なされた方への授与品としてご活用いただけたら幸いです。お問い合わせは戊戌事務局までお申し出ください。

戊戌4号_P09_C

 一体二〇〇円 紺紙金字 (縦八×横五.五)

嵯峨天皇さまが弘法大師さまに高野山を下賜されて1200年 高野山において献華附般若心経秘鍵法会を厳修

 

戊戌3号_P1_003宗務総長ご挨拶

真言宗大覚寺派諸大徳各位、いけばな嵯峨御流全国門人の皆さま、大覚寺有縁の各企業、関係各位におかれましては、平素より大本山大覚寺ならびに嵯峨御流華道総司所の護持発展のためにご理解とご協力を賜っておりますこと、心より御礼申し上げます。

戊戌だよりも三号を迎えました。平成三十年まであと三年でございます。皆さまと共に、またとない勝縁の年をお迎え申し上げたく、何卒ご理解とご協力の程重ねてお願い申し上げます。

本年は、弘法大師さまが、嵯峨天皇さまより高野山の山上に道場を開いて良いというお許しを得られてから千二百年でございます。

去る三月十六日には、高野山第四百十三世座主・中西啓寶猊下が、旧嵯峨御所大覚寺にご参詣、古式の先例に随って嵯峨天皇さまに開創法会の無魔成満をお祈りなされました。

四月二日から始まった各種記念法会は実に五十日におよび、その中でも特に五月十五日には、私共大覚寺が担当で、記念の慶讃法会を執行させていただきました。

各山の特色ある法会をというお話でございましたので、大覚寺におきましては嵯峨御流による献華式を附した心経法会において、全国より出仕の大覚寺派青年教師会の精鋭による般若心経秘鍵を中心とした組み立てとしました。

特に、高野山の地は、大覚寺始祖たる嵯峨天皇さまが弘法大師さまに下賜された由縁をもって、嵯峨天皇さまの「御尊牌」を鳳輦に載せ奉り、学校法人大覚寺学園「京都嵯峨芸術大学」の学生七十名が白朱の千早に身を包み、大行列を組んでの進列となりました。

法会では、嵯峨御流華道総司所理事の西村強甫・光岡道寛の両先生による花手前。献華代表を勤められた華務長・辻井ミカ先生による願文捧読。大導師をお勤めなされました大覚寺門跡・黒沢全紹大僧正猊下とその両脇に、金剛界の供養法師は小衲服部、胎蔵界の供養法師には草津栄晋教務担当執行が、同時に振鈴を作法する響きの中、青年教師による高らかな声明と読経が勤められ、青年教師会長・服部教弘師による慶讃文捧読がなされました。

全国から檀信徒をはじめ、大覚寺心経会員らと共に参詣された大覚寺派寺院ご住職方が正面において、高野山金堂・秘仏薬師如来様に次々にお焼香され、おごそかな雰囲気の中、無事に法会は修了。境内にあふれる参詣者に囲まれ、門跡猊下を先頭に、全員が晴れやかな気持ちで高野山金剛峯寺の本坊へと還列いたしました。

ぜひ、来るべき平成三十年戊戌開封法会も成功裡に厳修させていただければと存じ、今後とも皆さま方のご厚情とご協力をお願い申し上げる次第でございます。

高野山開創千二百年『結願法会』でも嵯峨御流による献華

  • 金堂内での供華

    金堂内での供華

  • 還列する諸衆

    還列する諸衆

《 嵯峨御流和歌山司所により 》

五月二十一日には、ついに高野山開創千二百年記念大法会の最後を飾る「結願法会」が、中西啓寶座主猊下大導師のもとで厳粛に執行されました。

その際にも、私共いけばな嵯峨御流による献華を依頼されました。

献茶は、裏千家御家元による伝統に則ったお作法でありました。

出仕されたのは、嵯峨御流和歌山司所(岡田芳和司所長)であり、献華をお勤めされましたのは嵯峨御流華道総司所・副総裁の岡田脩克先生です。

また、和歌山司所の法印・権法印の先生方を後見として司所・和歌山大学・和歌山信愛女子短期大学の学生さんたち合計七十名が千早姿で出仕。高野山僧侶方による職衆進列に先だって、堂々たる大行列となりました。

花手前では岡田副総裁が、高野槇で金剛界・胎蔵界の一対の花をいけあげられ、千二百年を祝う高野山開創法会の締めくくりに、文字どおり花を添えられました。

ご法縁結び式

戊戌だより第3号用

平成三十年の戊戌開封法会の期間に全国の大覚寺派末寺檀信徒の方々・いけばな嵯峨御流門人の方々、さらに全国からの参拝者をお迎え申し上げるために、現在さまざまな企画を試行いたしております。

中でも、真言密教の特徴たる結縁灌頂を、より現代的に限られた時間で入壇していただけますように、教学研究室と教学課でさまざまに協議し、名称も「ほとけさまとのご法縁結び式」として、特に大覚寺の名宝「五大明王」(鎌倉時代)のご宝前にてお勤めできるようにと考えております。本年夏には京都市観光協会の募集による一般参拝者に対して開壇し、今後より内容を精錬して行く予定です。