戊戌だより

高野山開創千二百年『結願法会』でも嵯峨御流による献華

  • 金堂内での供華

    金堂内での供華

  • 還列する諸衆

    還列する諸衆

《 嵯峨御流和歌山司所により 》

五月二十一日には、ついに高野山開創千二百年記念大法会の最後を飾る「結願法会」が、中西啓寶座主猊下大導師のもとで厳粛に執行されました。

その際にも、私共いけばな嵯峨御流による献華を依頼されました。

献茶は、裏千家御家元による伝統に則ったお作法でありました。

出仕されたのは、嵯峨御流和歌山司所(岡田芳和司所長)であり、献華をお勤めされましたのは嵯峨御流華道総司所・副総裁の岡田脩克先生です。

また、和歌山司所の法印・権法印の先生方を後見として司所・和歌山大学・和歌山信愛女子短期大学の学生さんたち合計七十名が千早姿で出仕。高野山僧侶方による職衆進列に先だって、堂々たる大行列となりました。

花手前では岡田副総裁が、高野槇で金剛界・胎蔵界の一対の花をいけあげられ、千二百年を祝う高野山開創法会の締めくくりに、文字どおり花を添えられました。