NEWS 1150

嵯峨天皇奉献華道祭

「シン・日本をいける」をテーマに

令和4年度嵯峨天皇奉献華道祭が4月8日から10日までの3日間、「シン・日本をいける」をテーマに開催されました。

「シン・日本をいける」は、大覚寺寺号勅許(開創)1150年記念事業のいけばな嵯峨御流活性化施策の一つのテーマとしており、「シン」の意味は、新・真・心・信・進・sympathyのsym…等、今の時を未来の世界へ繋いでいく、生きるための行動理念「シン」を伝えていくことを表しています。

昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小しての開催となりましたが、3年ぶりに各司所挿花による司所席が設置され、五大堂観月台ではお茶席も催されました。

最終日には、尾池泰道門跡猊下導師のもと、奈良、京都、平安、京都華道会、飛鳥、嵯峨睦会、宇治司所の出仕により、心経前殿において嵯峨天皇奉献華法会が厳修されました。

この献華法会の様子はYouTubeでライブ中継され、参拝することができなかった方にもご覧いただきました。

またこの度は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、世界平和と安全を祈る作品が式台玄関に挿花されました。

3日間とも天候にも恵まれ、桜吹雪が舞う中、多くの方が華道祭を楽しんでおられました。