2017年10月2日 | 戊戌だより
来る平成30年に嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会をお迎えする祝縁をもって、「秘鍵大師全国ご巡錫」を執行致しております。
本年の9月7日に大覚寺に於いて、ご巡錫奉送式を行ったのち、9月7日より中国教区にてご巡錫を致しております。
9月17日、広島県福山市にございます、宝寿院さま(大瀧清延ご住職)に「秘鍵大師ご尊像」がご巡錫をなされました。
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宝寿院さまの本堂
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お祀りされる秘鍵大師さま
宝寿院さまでは、9月17日、午後二時半から、同院月例の護摩祈祷に併せて秘鍵大師さまがご巡錫なされました。
当日は、台風18号の直撃に逢いながらも、多数の檀信徒さまが参詣され法会が行われました。
続いて、午後三時半より、ご住職より法話があり、秘鍵大師さまに一人ずつお焼香をされご住職より秘鍵大師劔のお加持が行われました。
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お焼香のようす
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秘鍵大師劔によるお加持
今後、福岡教区では10月12日~10月16日にかけてご巡錫なされ、また、近畿教区では、11月1日~11月30日にかけて、ご巡錫なされます。
2017年10月2日 | 戊戌だより, 新嵯峨野物語

「新嵯峨野物語」第三十一話が、月刊「嵯峨」に掲載されました。
冒頭一部をご紹介致します。
第三十一話「王朝の終焉と復活(下)」
祖霊仁明天皇の順子太皇太后は、女性として最高の栄誉である太皇太后という地位を得たので、そのお礼をするために、平安京西の小塩山東の麓にある大原野神社へ向かうことになったのですが、一緒に参詣しないかと高子姫を誘ってきたのです。
祖霊桓武天皇が長岡京へ遷都するときに、藤原氏出身の皇后乙牟漏のために、平城の春日神社から分霊して勧請した神社なのですが、嘉祥三年(八五〇)に文徳天皇が即位すると、かつて左大臣の藤原冬嗣が念願していた神殿を建設して、朝廷が伊勢神宮へ送り出す斎王に対して、藤原氏の氏神に奉仕するための斎女を置くようにもなりました。
藤原の子女たちの間ではここへ参詣して祈願すると願いがかなうというので、大変評判になっていた所だったのですが、もしその願い通りになったときには、必ずお礼にやってくることになっていました。
続きは月刊「嵯峨」10月号にて掲載しております。
月刊「嵯峨」の詳細はこちらから。
2017年9月13日 | 戊戌だより
9月13日「秘鍵大師全国ご巡錫」の教区として、中国教区のご巡錫奉送式が執り行なわれました。
教区を代表して廣安尚典僧正、中村殊萌僧正、岡崎真明僧正がお迎えに来山され、竹原善生教務部長より秘鍵大師さまを受け取り、大玄関より出発されました。
9月13日~10月10日の間に、中国教区各ご寺院に秘鍵大師さまがご巡錫なされる予定です。
それぞれの会場では法会・写経奉納式・法話会など、各寺院なりの工夫を通じて広く檀信徒の方々への「勅封心経ご開封」「嵯峨御流創流1200年」の啓蒙活動が行なわれます。
今後、福岡教区では10月12日~10月16日にかけてご巡錫なされ、また、近畿教区では、11月1日~11月30日にかけて、ご巡錫なされます。