戊戌だより

蓮華殿華曼荼羅 「天井絵」の制作はじまる

《 京都嵯峨芸術大学の協力により推進 》

 大覚寺が経営母体として誕生した「京都嵯峨芸術大学」は、現在も大覚寺と強い結びつきがございます。京都嵯峨芸術大学には日本画、西洋画、彫刻などの芸術分野をはじめ、コミックアートや観光デザイン、アニメーションなどの広い分野の専門家の先生方による明日の芸術、美術界を担ってくれる若い世代の教育が日々行われております。

 その中で、この度の『蓮華殿』の天井を彩る「華曼荼羅」をお描きくださるのが、京都嵯峨芸術大学・名誉教授であり、造形の日本画分野にてご活躍の箱崎睦昌先生監修のもと仲政明教授、大沼憲昭教授を中心として大学教育に携わっていただいた先生、卒業生の方々及び在校生です。もちろん、一枚一枚が手描きによる作品となります。制作日数も相当なものになると予想されますが、ご奉納くださいました方々には、どうぞ楽しみに完成をお待ちいただきたいと存じます。『蓮華殿』の建築が完了し、華曼荼羅が設置された暁には、関係の皆さま方と共に『蓮華殿』が落慶式を挙行させていただきたいと考えております。