戊戌だより

「秘鍵大師」「嵯峨天皇」ご尊像 造顕経過について

来る平成30年に嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会をお迎えする祝縁をもって、現在、仏師藤田尚樹先生により大覚寺心経会ご本尊「秘鍵大師」ご尊像、そして、嵯峨御流ご始祖「嵯峨天皇」ご尊像を製作いただいております。

昨年7月1日午前の写経法会終了後、神仏を造顕する時に用いる木をお加持する儀式「御衣木」を行い、続いて藤田先生によるノミ入れ初めが行なわれ、多くの心経会員にもノミ入れをしていただきました。その後、造顕に取り掛かり、現在、作業の工程といたしましては、まず「秘鍵大師」ご尊像がこれから色付け作業となり、「嵯峨天皇」ご尊像については彫刻の開始となっております。2体の尊像の完成は今年の秋ごろを予定しております。