新嵯峨野物語
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「新嵯峨野物語」第四話紹介

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「新嵯峨野物語」第四話が、月刊「嵯峨」7月号に掲載されました。

冒頭一部をご紹介致します。

 

平城天皇の皇太子神野親王が、夜明けを待ちかねたように春宮を出ると、用意させてあった駿馬を駆って、嵯峨野の山荘へ向われるようになって四日目になります。
いつか自らが朝廷を率いるときに備えておこうと思い立たれて、かつて神野の侍読を務めた、笠道成に手助けをさせながら、先帝桓武天皇の足跡を辿る真な作業をつづけていらっしゃったのです。
その日道成は、
「本日はもう一度、時代をさかのぼって頂こうと思います」
思いがけない提案をしてきました。

 

続きは月刊「嵯峨」7月号にて掲載しております。

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