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| 野兎図(のうさぎず)・・・【重要文化財】 |
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江戸時代 渡辺始興筆 腰障子12面
板地著色 各34.0cm×86.0cm |
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| 正寝殿の腰障子12面に描かれたもので、「四季花鳥図」と表裏をなしている。図は兎と草だけをあらわすという至極単純なものだが、兎の毛色やポーズに変化をもたせ、またその配置の仕方を工夫しつつ、横長の画面を破綻なくまとめている。兎の数は総計19羽にものぼるが、どれもみな愛くるしいまでの表情やポーズで描かれており、観る者の心を和ませずにはおかない。幼い寛深門主を慰めるために制作されたとする説が唱えられているが、その当否はともかく、本図にはそういった雰囲気が確かにある。 |
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