戊戌だより
2016年3月の記事一覧

「新嵯峨野物語」第十二話紹介

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「新嵯峨野物語」第十二話が、月刊「嵯峨」3月号に掲載されました。

冒頭一部をご紹介致します。

弘仁二年(八一一)正月です。

まだ政変があってからそれほど時も経っていないということもありましたから、治国ということではいろいろと目が行き届かないこともありました。そんな嵯峨帝に、早速のしかかってきたのは陸奥との紛争でした。祖霊光仁、桓武両天皇の時代から朝廷を苦しめ続けていた蝦夷との抗争は、武将坂上田村麻呂の努力で鎮圧されてから、長いこと静かになっていたはずだったのですが、また息を吹き返してきているというのです。

 

続きは月刊「嵯峨」3月号にて掲載しております。

月刊「嵯峨」の詳細はこちらから。

 

大覚寺心経会ご本尊 「秘鍵大師」ご尊像 完成と初お披露目

06-①完成した「秘鍵大師(弘法大師)」ご尊像

来る平成30年に嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会をお迎えする祝縁をもって、仏師藤田尚樹先生により大覚寺心経会ご本尊「秘鍵大師」ご尊像、そして、嵯峨御流ご始祖「嵯峨天皇」ご尊像を製作いただいております。

前号にてご報告させていただきましたとおり、藤田先生により「秘鍵大師」ご尊像の色付け作業を行なっていただいておりましたが、このたびすべての製作工程が完了し、納めていただきました。

まず、2月15日の教区長会で初お披露目となりました。引き続き、「嵯峨天皇」ご尊像について彫刻を行なっていただいております。完成は今年の秋ごろを予定しております。