新嵯峨野物語
2015年1月の記事一覧

挿絵作家ご紹介

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睦月ムンク

フリーランスイラストレーター。
1984年1月5日生まれ/京都市在住。
京都嵯峨芸術大学短期大学部客員准教授。

「大本山大覚寺勅封般若心経1200年戊戌開封法会記念事業」に寄せて

大本山大覚寺におかれましては、平成30年に「嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会」並びにいけばな嵯峨御流創流1200年の記念事業として、数々の事業を執り行う計画が策定されました。学校法人大覚寺学園にあっても、この事業が1200年という連綿と続いてきた歴史の中でもエピックポイントとなること、そして未来永劫にわたる本山の発展そして嵯峨御流華道の繁栄を衷心より願わずにおれません。
京都嵯峨芸術大学においても、この意義深き事業の一端を担うべく、三位一体の新たなコラボレーションとして文化的・芸術的貢献を果たすべきとの思いから、本学が志向する「芸術の力」を最大限発揮できる事業の展開を検討しています。まずは、平成27年4月から月刊「嵯峨」に連載されることが決定した本学客員教授である藤川桂介氏による「新・嵯峨野物語―悲劇の皇太子たち―」、さらにその小説の挿絵を、やはり本学客員教員であり若手人気イラストレーターでもある睦月ムンク氏が担当することなど、試行を重ねた結果、決定に至る経緯を考えたとき、大本山大覚寺・嵯峨御流華道・京都嵯峨芸術大学の三者を結ぶ深い縁を感ぜずにはいられません。
また、この小説の連載が終了した後、平成30年には単行本化しての出版を計画しており、さらにその後、小説をもとにしたコミック化の事業も検討しているところです。
ともあれ、60年に一度の事業が1200年の長遠な時を積み重ね、廻り来た今を一つの契機として更なる発展をねがいつつ、ここにご挨拶と心からのお祝いを申し上げる次第です。

平成27年2月慶日
京都嵯峨芸術大学
学長   森本武